保険会社の不祥事から学ぶこと

保険会社の不祥事から学ぶこと

某大手生命保険会社・・・あの小田和正氏の透明感あふれる歌声にのって展開する、心に染み入るような写真の数々が強烈な印象で残っている人も多いのではないでしょうか。


そこに映しだされているのは、”深い人間愛””やさしさ”まさに人間賛歌でした。数々の名作も生まれました。


記憶に新しいのは、ダウン症の少年と少年を愛しむように抱きしめる父親とが写っている1枚の写真。

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その写真から、あの松田聖子さんがダウン症の少年の母親役を演じて話題になった、2時間の特別番組が誕生しました。


これでもかというほど、社会に人と人との深い絆を訴えてきた保険会社が、まさかの不祥事。


しかも法律を無視した営業活動。表向きは「人間愛」に根ざした高い経営倫理を主張しながら、実際は単に愛を安売りしていただけ・・・・なんとも心が寒くなりますね。


しかも、この不正が発覚して2週間の営業停止処分を受けた直後に、今度は莫大な保険金不払い問題発覚です。


大企業の不祥事は、保険会社にとどまりません。米問題、JR西日本の脱線事故、牛肉・うなぎ・高級料亭などの産地隠蔽問題、などなど・・・・・どれもなじみ深い大手の企業ばかり。


なぜこうも大手企業の不祥事は相次ぐのでしょうか?


いったい企業倫理とは、なんなのでしょうか?


企業ですから、きれいごとだけでは会社はやっていけません。ある程度利潤をも追求していかなければならないのも理解できます。


特に保険会社や損保会社は、そのほとんどがフルコミッションですから、社員たちが切磋琢磨でやっていくことで会社に貢献していこうとするのは、営業会社としてきわめて自然な姿です。


しかし熱心さも1歩間違えれば極端な営利主義になりかねません。某大手生命の不祥事の病巣は、まさにそこにあったのではないでしょうか?


「保険業法」という法律があります。生保も損保も、この「保険業法」にのっとって保険業務を遂行していきます。


この不祥事を起こした大手生命保険会社は、コンプライアンスを頭から否定して運営しているような、そんな暴力的な会社では、けっしてありません。


多くの社員の人たちは、日ごろから、この辺の教育はきちんと受けていたであろうし、まじめに営業もこなしていたはずです。


しかし、たった1人か2人の不正が、会社が積み上げてきたものを一瞬で切くづしてしまうこともあるのです。


また、単に一生命会社だけの問題ではなく、生命保険業界全体で取り組まなければならない問題
もあるかもしれません。


仮に組織ぐるみの不正があった場合には、個人の力は微弱で限界はあるでしょう。だけど、一人一人が守るべきことを深く理解し実行しようという気持ちを持たなければ、社会倫理はいづれ死滅し、耳にすることすら無くなるかもしれません。


大事なことは、けっして人任せにしないことです。まず自分自身が、最低限度の知識を持ち、心から信頼できて、なんでも相談できる人を持つことです。


まじめに仕事をこなしていた人たちは、ある意味犠牲者の一人ともいえます。高い社会倫理は、もちろん多くの企業に求められることではありますが、私たち一人一人にもまた求められている事でもあるのです。

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カテゴリー:保険見直し考察

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